鉄部塗装用の錆止め塗料の種類とケレン作業の重要性について

鉄部塗装をするときの注意点がいくつかあります。鉄部塗装は一般的な外壁塗装とは少し違い、サビに強い下塗り材を使用したり、サビを落とすケレン作業をします。

サビに強い下塗り材は錆止め塗料と言われ、種類がいくつかあります。

①油性系

密着性、防錆性が高く、耐久性に長けています。ただ、乾燥に時間がかかります。

②混合樹脂系

紫外線に強く、油性系と比べると、速乾性があります。ただ、防錆性は油性系より少し劣ります。

③エポシキ樹脂系

水に強く、速乾性もあります。また、耐久性が高いです。自然環境に配慮した塗料も豊富です。ただ、紫外線には少し弱く、上塗り塗料との相性が悪いと効果を発揮しきれません。

次にケレン作業についてです。

ケレン作業とは、サビが発生している箇所や剥がれた古い塗膜をケレンで削り落とし、表面を綺麗にする役割があります。ケレン作業は、鉄部のほかに木部にも使用されるケースがあります。下地と塗料の密着性を高めるためにとても重要な工程です。

鉄部塗装をするときは、この2つがとても重要です。鉄部を綺麗に保つために錆止めとケレン作業は欠かせません。