外壁材に使用されるALCとはどんな素材なの?

一般的な戸建てのお家にはあまり使用されていませんが、耐久性が高く、長持ちする外壁材でALCというものがあります。今回はALCの外壁材についてお話します。

ALCとは・・・

たくさんの細かい気泡を含み、軽量化したコンクリートのことを指します。一般的なコンクリートより圧倒的に軽く、耐火性・耐久性に優れているのが特徴です。軽量なので、高層ビルや大型商業施設などにも使われています。

ALCの主成分は、セメント、珪石、石膏、生石灰などです。原料が無機質なため、廃材として運ばれてきたALCはリサイクルされ、有効活用されています。

ALCは、サイディングより厚みがあり、薄くても35mmあります。35~75mmを「薄型」、75mm以上を「厚型」と呼びます。「厚型」は、ビルやマンションに使用されることが多く、「薄型」は一般的な戸建てに使用されることが多いです。

ALCは吸収性のある素材なので、水に弱いです。また、サイディングより目地が多くあるため、目地の劣化を見逃すと、そこから水が侵入し、雨漏りの原因になるので注意が必要です。防水性を確認し、劣化を見逃さないようにしましょう。